医療介護資源

 在宅医療連携拠点事業としての活動を地域で展開していくにあたっては、当該地域に在宅医療を支えるどのような医療や介護の資源があるのかについて量的に把握することが第一歩となります。それぞれのパフォーマンスがどのような状況にあるのかという質的な情報も把握できればさらに強力な武器となるでしょう。在宅医療に関するさまざまな相談に応じることも在宅医療連携拠点の重要な役割の一つですので、地域内のどの機関でどのような医療や介護を受けることができるかという現実的かつ具体的なアドバイスが期待されます。

 次に、全国平均や近隣他地域と自地域の医療介護提供体制や高齢化率、在宅看取り率等がどのように異なっているのかを比較することによって、自地域の強みや弱みを明瞭に認識することができます。このような「在宅医療を支える地域の資源」に関する情報を明らかにすることは、自地域の医療介護資源の質や量を最適化するためにどのような活動を展開するべきかの優れた道しるべとなるでしょう。なお、全国や他地域の統計データに関しては厚労省や都道府県に問い合わせれば入手可能です。

 日本医事新報で担当している連載「在宅医療 はじめの一歩」の原稿を参考資料としてお示しします。

資料

在宅医療を支える地域の資源

 

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