診診連携 在宅医療連携拠点事業

 松戸市の訪問診療を行う診療所では常勤医師が1人体制をとっていることが多く、個々で24時間体制をとるには心理的・肉体的負担は小さくありません。そこで、医師の負担を軽減しながら24時間体制を構築するため、当院では平成19年より、近隣の開業医の3名の先生方と連携支援(診診連携 まつど方式)を開始しました。

 連携の仕方としては、事前には患者氏名、住所、電話番号のみを共有することで、カルテ共有や事前のサマリー作成等の負担や心理的抵抗をなくす形で連携を行なっています。主治医の休暇中や出張中であっても、患者さんからは基本的に主治医が一元的に連絡を受けます。そして臨時往診が必要と主治医が判断した場合には、連携医師に電話連絡をして病歴や留意すべき点を直接伝えます。

 このようにあくまでも主治医が方針決定を行い、連携医師は主治医の指示を仰ぎながら患者に対応するという形をとることでスリムな診診連携を実施しています。

資料

診診連携システムの類型化  

 

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