介護職連携 在宅医療連携拠点事業

 医療と介護の連携を図り、患者さんにとってより良いケアを提供する上では、患者さんに直接ケアを行う介護職の果たす役割は大きいといえます。そして実際に施設で介護する際には、食事や排せつ、睡眠の注意点、患者さんの体調変化に関する報告や相談の仕方など、「医療と介護」に関する事柄で戸惑うことも少なくないかと思います。

 そこであおぞら診療所では、平成23年6月には医療と介護の連携を深めることを目的としたワークショップ、平成24年には2月に講習会、12月に特別養護老人ホーム看護職員研修を開催しました。

 

松戸市特別養護老人ホーム連絡協議会 看護職員研修

平成24年12月20日に、「松戸市特別養護老人ホーム連絡協議会 看護職員研修」を開催しました

日時:平成24年12月20日
場所:特別養護老人ホーム まんさくの里
参加人数:17名

資料

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平成24年2月「医療と介護の連携を深めるための基礎知識講習会」

 松戸市民劇場ホールにて、松戸市のグループホームの介護職員、在宅医療連携ケアマネジャー連絡会会員のケアマネジャーの方、計88名を対象に講習会を行いました。

 講習会では「生活と医療の関係」、「体調の変化に際しての報告相談の仕方」、「認知症のステージアプローチ」について講義を行った後、参加者と意見交換、質疑応答を行いました。

 アンケートでは、「普段の観察が重要であること、違いが大きな意味になることが分かりやすかった」、「御利用者の変化をどこにどのように報告すれば良いのかとてもわかりやかった」、「初期からターミナル期までのアプローチの考え方、対応すべきポイントが理解できました」等のご感想を頂きました。また、アンケートで「介護側・介護の現場から、医療者に伝えたいことや知ってほしいこと、理解してほしいと思うことは?」といった質問に対して、「どこまで医療者に連絡相談をして良いか分からない」、「医療、介護が一同に会し、同じ話ができる場所が増えてこそ連携に向かうのではと思います」等の声を頂きました。

 今後も講習会やワークショップ等を通じて、「医療と介護」の連携に繋がる活動をしていく予定です。

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プログラム
アンケート
アンケート結果(抜粋)

 

平成23年6月「医療と介護の連携を深めるためのワークショップ」

 あおぞら診療所が連携をとっている6つのグループホームの職員39名を対象にワークショップを行いました。

 ワークショップでは、まず「生活と医療の関係と体調の変化に際しての報告相談の仕方」、「認知症のステージアプローチ」について講義をするとともに、スモールグループに分かれ、他の施設職員と意見交換・交流を図りました。

 スモールグループでは、参加者の日頃の体験をもとに「生活と医療の関係と体調の変化に関する報告相談」や「認知症の方への関わり方」、「看取り体験」等について自由に語り合って頂きました。アンケートでも「他のグループホームのお話、現状を聞くことができ、入居者対応として参考になった」、「利用者様の状態の変化に対しての気づきの重要さ、日頃の観察の重要さを改めて感じました」、「医師とゆっくりお話をする機会があり大変ためになりました」等の感想を頂きました。

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アンケート結果(抜粋)

 

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