看護師連携 在宅医療連携拠点事業

松戸市特別養護老人ホーム連絡協議会 看護職員研修

平成24年12月20日に、「松戸市特別養護老人ホーム連絡協議会 看護職員研修」を開催しました

日時:平成24年12月20日
場所:特別養護老人ホーム まんさくの里
参加人数:17名

 「松戸市特別養護老人ホーム連絡協議会 看護職員研修」を開催しました。在宅医療を推進する上で、居住系施設が地域において果たす役割は今後さらに重要になっていくものと考えられます。特に、施設における看取りは更に重要度が増すことを鑑み、松戸市特別養護老人ホーム連絡協議会からの要請を受けての開催となりました。

 研修会でははじめに‘End-of-Life Careへの様々なアプローチ’を確認し、次に‘看取りケアと介護職との協働’に焦点を当てました。これは特別養護老人ホームに勤務する看護職員が、介護職の方々に対してより教育的に関わることにより、急病対応や看取りなど医療とうまく連携して、自信を持って介護の職責を果たすことができることを意図したものです。最後に、‘症状変化への対応と施設における医行為’を取り上げました。各テーマについて講義を行ったのち、そのテーマについてグループに分かれてディスカッションを行うスタイルを3回繰り返しました。

 受講された方々からは、「介護職の中には看取り経験のない人(新人等)もいるため、不安や、何もできないのか、点滴はしないのですか?など、ご家族と同じような訴えが聞かれる事もある。本日の講演にもあったように、看護師とともに介護士も看取る立場として対応していけるようfollowしていきたい。」、「看取り期の点滴についてグループワークができ又さまざまな意見交換ができよかった。」といった、講習会の内容を現場で生かしていこうといった意見が多く寄せられました。

 また、「当園では点滴の医療行為はしないという方針です。他の医行為はすべて現在おこなっているので他の施設の状況がわかりました。」といった、多施設間での情報共有の機会となったことを示唆する意見も寄せられました。

資料

特養看護職員研修講義スライド 一部抜粋
アンケート
グループワークの進め方

ステーションカンファレンス

 あおぞら診療所では平成13年より、患者さんの在宅療養生活をより充実したものにするため、5名以上の患者さんの支援を依頼している地域の訪問看護ステーションと、定期的にステーションカンファレンスを開催しています。

 平成23年度は訪問看護ステーション6ヶ所と訪問リハビリ事業所1ヶ所の計7ヶ所とね通算34回行いました。 カンファレンスでは、訪問看護ステーションからは訪問回数や支援内容だけでなく、支援中の家族の様子や介護保険サービスに関すること等患者さんの療養生活に関する幅広い内容の報告が行われ、主治医からは最近の病状や直近の検査結果を伝え、診療所の医師とステーションの看護師との間で、病状だけでなく本人を取り巻く環境等に関しても共通認識を持てるようなカンファレンスを行っています。

 

あおぞら診療所連携訪問看護ステーション懇親会

 あおぞら診療所では、平成19年から、連携をとっている訪問看護ステーションや訪問リハビリ事業との連携を深めるために、年1、2回合同懇親会を開催しています。

 平成23年度は、5月27日(金)に訪問看護ステーション8ヶ所(24名)と訪問リハビリ事業所2ヶ所(7名)の31名と当院のスタッフ(医師・看護師・MSW・事務員)で懇親会を開催しました。懇親会では会食をしながら、院長の川越から「松戸市の訪問看護ステーション訪問エリアの未来形」というテーマでプレゼンテーションを行い、各ステーションの訪問看護エリアが重なることの課題及び解決策について話し合いました。  

 参加された訪問看護師やセラピストからは「複数のステーションが連携していくためにも、各ステーション同士での連携がとれるような工夫が必要」、「担当可能な症例数、空き状況を把握できる仕組みを作ること」、「空白地域を生まないようにサテライト機能のステーションが必要なのではないか?」といった意見があがりました。

日本看護サミット

第17回日本看護サミット青森‘12 シンポジウム「地域でつなぐ看護 ~在宅医療の推進を担う看護職の役割~」に登壇しました。

資料

日本看護サミット>>  

 

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