あおぞら診療所では、従来より在宅医療・地域医療を推進するために地域の様々な事業所と多職種連携を実践しています。
平成23年より、厚生労働省から受託した在宅医療連携拠点事業では、当院だけではなく地域全体の在宅医療を支える多職種との連携の強化、顔の見える関係づくりを目指した多職種合同カンファレンスを継続開催しています。
カンファレンスは、100名~150名規模の多職種からなる医療福祉従事者を対象に行っています( 医師、歯科医師・歯科衛生士、薬剤師、看護師、理学療法士・作業療法士、医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー、地域包括支援センター・在宅介護支援センター職員、市役所職員 等)。当院のカンファレンスでは、各回のテーマを明確にすることでカンファレンスの目的と意義を意識化すると同時に、全ての回で多職種から構成されたスモールディスカッションと全体討論の場を設けています。
平成24年度に開始された堀田班の一環として当院が担当しました分担研究の報告書を公開します。在宅医療連携拠点事業においても重要なテーマに位置づけられている医療と介護の連携促進を目的として、「医療と介護の連携のための基礎知識講習会」と称する講習会のプログラム開発ならびにその実施手順や評価方法について検討しました。
今年度はプログラムのブラッシュアップに加え、その評価方法の確立、さらには全国の在宅医療連携拠点等のご協力のもと、本講習会を複数地域で開催したいと考えています。すでに「開催ハンドブック」を作成していますので、医療と介護の連携促進に資する講習会開催に関心をお持ちの方は是非ご連絡ください。講義スライドもあわせまして資料提供させていただきます。