日時:平成24年10月24日(水)9:30~16:30
場所:松戸商工会議所 5F 大会議室
参加人数:68名
在宅医療を推進する上で、医療従事者と介護職との連携、また一般の方々の在宅医療への理解が深まることは極めて重要となります。第7回多職種合同カンファレンスでは、医療と介護の連携、並びに地域における看取りを推進する上で重要な役割を担うケアマネジャーや介護職のみなさんの医療に対する理解を深めることを中心的な目的に据えて、「医療と介護の連携を深めるための基礎知識講習会」として開催しました。
本講習会の特徴の一つは、地域で活躍している看護師や医師を各グループにファシリテーターとして配置したことです(講師やファシリテーターには薄謝をご用意させていただきました)。そうすることで、地域における医療職とケアマネジャーや介護職の方々の関係性を強化し、日常的に相談できる関係の構築を意図しました。
講習会で扱ったテーマは①認知症の基本的理解、②介護現場における医療ニーズ、③老衰と看取りの3つです。各テーマについて50分の講義を行ったのち、そのテーマについてスモールグループに分かれてディスカッションを行いました。各グループが6~7名の多職種で構成されるように、講習会開催前にグループ分けをし、ファシリテーターを1名ずつ配置しました(計13名)。グループワークでは、ファシリテーターの方々に、疑問や意見を引き出す役目、質問にお答えする役目を担っていただきました。このような形で講義とグループに分かれてのディスカッションをテーマごとに3回繰り返しました。
予想を超えた展開として、16名の民生委員の方のご参加を得た結果、より利用者目線に近い視点でのご発言やかなりの困難事例についてのご経験を共有していただけたことで各グループの討論内容に深みが生じました。また、座学のみならず、グループワークも取り入れた1日研修というプログラムにしたことで、くつろいだ雰囲気の中、次第に活発に意見交換がなされる講習会となり、参加者どうしの交流も深まりました。
終了後の懇親会では、‘またこのような講習会を開催してほしい’との声が、多数事務局へ寄せられました。
全体共有 |
全体共有 |
グループワーク |
講義 「老衰と看取り」 |